2009年12月1日火曜日

NBAのスーパースター、アレン・アイバーソン引退。

THE ANSWER。




これが彼の名言だ。『俺のプレイこそが答え』。

アイバーソンは常にアグレッシブだった。

ジョーダンがエアージョーダン12を履いていた全盛期に、アイバーソンはNBAドラフトの全体の一位でNBA入りする。

アイバーソンのプレイスタイルは、当時では考えられない位荒々しく、ストリートバスケットボールを強く連想させるようなスタイルだった。



初めてアイバーソンを見た時、とても小さく感じた。

それもそのはず、アイバーソンは183cm、体は細く、他の大男達と比べると、並外れて小さい。こんな選手がNBAドラフトの一位?それが最初の印象だった。



しかし、ほどなくして彼はスーパースターとなる。



ルーキーシーズン、彼はジョーダンを挑発し始めたのだ。

これにはNBA全体が騒いだ。もちろん遠く離れた日本でも。



『ジョーダンであっても尊敬はしない。』(後に「コート上で尊敬の念を持ちすぎるのはよくない(気持ちで負けてしまう)。コートを離れれば尊敬している。」と釈明している)




その当時ジョーダンは絶対的な神だった。

しかし彼はそれに反発する強いハートをもっていた。

そして直接対決の際には果敢に1対1を仕掛け、切れ味鋭いキラークロスオーバー(アイバーソン特有のドリブル技)でジョーダンをあざ笑ってしまったのだ。



この日から彼は新世代スーパースターの道を歩み始める。



小さな身長で大きな選手を相手にゴールに切れ込み、得点を重ねる。類稀なるスピード。ドリブルの技術。正に彼は得点マシーンだった。



自身4度目となる得点王のタイトルを獲得。4度の得点王はジョージ・ガービンと並んで史上3位タイである。(その上には、マイケル・ジョーダンとウィルト・チェンバレンしかいない)



そしてスティール王に2001, 2002, 2003と3度輝いている。



彼は弱小チーム、フィラデルフィア・セブンティーシクサーズのスーパースターだった。そしてNBAのスーパースターだった。(オールスター出場回数は10年連続の10回。)



アイバーソンは日本のバスケットやファッションにも数多く影響を与えた。

当時の日本の(いわゆる)B系ファッションの若者はこぞって『IVERSON』と書かれたセブンティーシクサーズのユニフォームを着ていた。(自分はそれを嫌い、インディアナペイサーズのレジー・ミラーのユニフォームを着ていたが。)



アメリカでも日本でも、誰もがアイバーソンのファッションを真似たものだ。彼が試合中付けていたヘッドバンドも、シューズも、シューティングスリーブ(腕のサポーター)も。

そしてそのプレイスタイルも。



そして彼は セブンティーシクサーズのチーム解体を機に、デンバー・ナゲッツ、デトロイト・ピストンズ、メンフィス・グリズリーズと渡り歩いた。



そして今、彼はNBA13年のキャリアを終え、引退する。



ここに彼への敬意を表す。

以後彼の引退メッセージ。




〈ファンのみなさんへ〉



本日、ナショナル・バスケットボール・アソシエーションから引退することを発表する。引退する時は、自分が望む形でチームに貢献できない時だと常に考えていた。だがそういう形にはならなかった。



自分はまだゲームに対して限りない愛情を抱いている。プレイしたい気持ちもある。自分の中にはエネルギーも多く残っている。まだ最高のレベルで競うことができると強く感じている。



だがゲームから離れることにより、妻や子どもたちと貴重な時間を過ごすことができる。それはバスケットボールのコートで自分がこれまで達成したすべてのことをはるかに超える喜びである。自分はこの日が来るのを願っていたし、最高の贈り物だと考えている。



リーボック・インターナショナル社の方々に感謝の意を捧げたい。リーボック社は常にアイバーソンがアイバーソンであることを許してくれ、浮き沈みの多かったキャリア全体を通して、自分を支え続けてくれた。NBAで素晴らしい13年にわたるシーズンを楽しんでこれたことを感謝している。



そしてまず最初に、自分のキャリア全体を通じて共にいてくれた世界中のファンにお礼を言いたい。あなたたちがいなければ、アイバーソンは存在しなかった。みんなのサポートを心の底から感謝していることを伝えたい。ありがとう。



マイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソン、アイゼイア・トーマス、チャールズ・バークレー、ラリー・バードへ。あなたたちはバスケットボールをプレイするビジョンを私に示してくれた。それはこれからも永遠に自分の心に残るだろう。



自分が毎日プレイできるように励まし、元気づけてくれたママ、また最初から私を支えてくれた家族と友人すべてに、ありがとう!



高校のマイケル・ベイリーコーチ、ジョージタウン大学のジョン・トンプソンコーチ、ラリー・ブラウンコーチ、そして他のすべてのコーチ、チームメイト、チーム関係者、オーナー、スタッフに。私を支えてくれたこれらの方々すべてにも、感謝を捧げたい。



またメンフィスの人々にも特別の感謝の気持ちを伝えたい。あなたがたの愛するグリズリーズのホームゲームを1試合もプレイしなかったが、素晴らしいオーナー、マイケル・ヘイズリー氏が与えてくれた機会とメンフィス市の支援を、自分がどんなに感謝しているかを知って欲しい。メンフィス・グリズリーズの成功を心から願っている。



そして最後に、フィラデルフィアの街の人たちに。自分にはシクサーズのユニホームを着てプレイした日々の素晴らしい思い出がある。シクサーズのファン、ありがとう。あなたたちの声はいつまでも自分の耳にこだますることだろう。



神様のお恵みがありますように。



アレン・アイバーソン



〈データ〉

身長 183cm

体重 82kg



アレン、お疲れ様☆june

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